こんにちは! み です!
今日は「沈みゆく構造体とクリオネと迷子」の最大の謎についてお話ししたいと思います。
まだプレイしていない方は見ないでね。

上の画像のシーンを覚えていますでしょうか?
資料室で見つけた端末に映し出された歌手ですね。
また、小さな公園でのホログラフ、構造体の先端で歌うクリオネ、エンディングで姿を変化させたクリオネ…。
エンディングではプレイヤーに向き直ってデリュージョンして歌い出しますね。
これらの事で意味が不明になってしまった方も多いようです。
でも、これには少し事情があるのです。

まず、クリオネは星々に引き離された人達の心を癒すデリュージョンドールであったという事。
そして、最も大切なことは、「プレイヤーはクリオネではない」という事です。
それではプレイヤーは何だったのか、誰だったのか、という事になります。
はっきりとはしませんが、プレイヤーは歌手の恋人かそれに近い人。
この場所は木星の衛星であるエウロパでの出来事です。
プレイヤーは、ここには居ません。
プレイヤーはエウロパを周回する人工衛星か宇宙ステーション、またはイオなどの別の衛星の施設に居た可能性が高いです。
恋人を探して旅をしていたのではないでしょうか?
そしてここでは、クリオネを遠隔操作して見つけ出そうとしていたのです。
ココの母親と、あの老人のように星と星に引き離された恋人同士が居て探していたのです。
ただ、クリオネはある程度、自由意志を持って行動します。
だから、クリオネはプレイヤーの思いを汲み取って出来る限りの行動をとっていたのです。
なぜ歌手にデリュージョンしたまま海に沈んでいったのか。
クリオネの不思議な行動もこれで理解できます。

最後にもう一つ。
この物語の主人公はプレイヤーではありません。
主人公はクリオネです。
このクリオネは打ち捨てられた多くのクリオネの中でのたった一人の生き残りです。
もう自分が死ぬ事も分かっていたでしょう。
人工的な生命体であることから、これまで色々な苦渋もあったと考えることができます。
それでも最後まで自分のやるべき事を全うするという生き方にスポットを当てたかったのです。
クリオネの気持ちに思いを馳せて頂ければ嬉しく思います。
それでは今日はこの辺で!
またお会いしましょう!
あ、「空想少女 -Imaginary girl-」は、いよいよテストプレイに入ります!
またね!
ばいばーい!
み